FP3級に1週間で合格する方法をまとめてみた

今日はFP3級に勉強時間1週間で合格した話を書きたいと思います。

以前に私はITパスポート1週間チャレンジををした記事を書いたことがあるのですが、

それと同じでファイナンシャルプランナー3級にあくまでも「合格する」ことだけを考えた話であり、

  • ファイナンシャルプランナー技能士として生計を立てていく
  • FP2級やさらにその上を目指す

と言ったFP3級を足がかりに「ワンランク上を狙う」意図は最初からなかったという前提での記事になりますので、ご了承ください。

そんなFP3級の試験ですが、ITパスポートを受けたときと同様にして、

  • 試験を知る(1日目、2時間くらい)
  • 参考書を眺める(2日目〜5日目、それぞれ3時間くらい)
  • 過去問と予想問題集を解く(6日目〜、3時間くらい)

の順番で1週間くらい勉強しました。多分合計20時間くらいしか勉強してなかったような気がします。それでも6割には届くので、金融についての知識がある程度ある方であれば、一夜漬けでも合格できてしまうのではないでしょうか。

試験を知る

ファイナンシャルプランナー(FP)とは、お客さんの資産の状況を元に、適切な資産設計のアドバイスを行なっていく仕事で、FP技能検定に合格すると名乗ることができるようになります。

FP技能検定試験に合格すれば良いだけであるため、3級に合格するだけでも実はFPと名乗ること自体は可能です。

※実際に名乗っている方は2級以上を取得されている方が多いです。

そんなFPの3級の問題は学科と実技に分かれています。学科では

  • ファイナンシャル・プランニング
  • 保険
  • 金融
  • タックス
  • 不動産
  • 相続

の大きく6つの単元についての理解を選択式で問われ、実技ではこれらの基本的な知識に基づいた選択式問題を解きます。

ただ、FP3級を主催する団体は実は「きんざい」と「FP協会」という2つがあり、どちらを選ぶかによって、技能試験の問題が変わります。

各団体が独自で3級の試験を行なっているものの、双方の合格率は誤差の範囲であり、どちらを選んでも大差ありません。私は「なんとなく名前がカッコいいから」というどうしようもない理由でFP協会の試験を選びましたが、それくらいの意識でも大丈夫なんだと思います。

ボーダーは「きんざい」「FP協会」のいずれも学科・実技双方で6割となっています。

実技の勉強をする必要はない

FP3級の段階では、実技の試験はほぼ全て学科の試験と中身が同じで、特別な対策は不要です。後述する学科と問題の範囲自体は同じですし、過去問の焼き直しが毎年出るため、形式についても過去問で十分対応できるためです。ですので、1週間しか勉強したくなかった自堕落な私は、実技のためにわざわざ問題集を解いたりすることなく、学科のために参考書を眺めた後に、いきなり過去問を解きました。

参考書を眺める

薄い参考書を買いに行く

私は怠け者で出来るだけ楽して受かりたいと思っていたので、最初から本屋で「1週間で受かる」みたいな本ないかな〜と探していました。その時に見つけたのがこれ。

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「1日30分勉強して10日間で合格!」と表紙に書いてあったので、「1日1時間勉強すれば5日で合格できるのでは?」という非常に短絡的な発想で、この本を手にとってそのままレジに直行しました。

TACの滝澤先生という方が出した参考書が受験生には人気ですが、1週間で間にあわせるには量が少し多すぎる気がしたので、さらにレベルアップを目指す!という人以外は上にあげた「これであなたも一発合格」シリーズで十分だと思います。

ちなみに試験会場ではやはりTACのこの本を持っている受験生が多かったです。 この本はかゆいところに手が届くようなやさしい解説がウリのようなので、1ヵ月くらい勉強時間を取れる方やしっかり勉強したい方はこちらの本の方が充実した勉強を出来ると思います。

参考書を眺める

私はこの「これであなたも一発合格!FP3級」を3日〜4日かけて通読しました。単元が6つあるので、1日に3時間かけて2つをなんとなーく眺めました。よく分かんないなぁと思うところは一旦全て飛ばしつつ、他の単語は「なんとなーく意味を理解できて、腑に落ちたな」と感じたくらいなので、本当に「読み込んだ」というより「眺めた」という感じでした。

過去問と予想問題集を解く

過去問を一回だけ解く

過去問については、私は直近一回分しか解きませんでした。というのも、受験直前の当時がとても忙しく、先にあげた参考書と後述する予想問題集を買って以降本屋に行く時間がなかったのです。しかしネット上の過去問では解説がなかなか手に入らなかったため、諦めてFP協会の公式サイトの過去問を解いたっきりで、後は予想問題集を解いていました。

予想問題集でヤマを張る

私は過去問を買い損ねたので、結局参考書を買うついでにノリで買った予想問題集を使って直前の追い込みをすることになりました。

私が使ったのはこれです。

TACが出している予想問題集です。これはかなりの確率でヤマを当ててくれるらしく、実際に私の受けた2018年5月の試験でもかなりこの問題集に書いてあった問題と似通った問題が、特に実技の計算問題を中心に、出題されていました。

学科が3回分、実技が1回分収録されているので、 私は一応それを全部解いて、わからない問題だけ試験当日に見返したりしました。大体一回解くのに1時間くらいだったので、全部合わせて5〜6時間しかやりませんでした。

その後は試験前まで、この予想問題集の付録でついてきたヤマ当て小冊子を読んでいました。

試験当日と、その後…

試験当日。何故か難化した学科。

試験当日、いうてなんとかなるのでは、という軽い気持ちで問題用紙を開いた私でしたが、思いのほか学科が難しく、特に前半30問でフリーズして大半を勘で埋める始末(みっともない…)

後半の30問はなんとか解きましたが、前半はさっぱりわからないまま、自分の勉強不足を恥じつつも見直し終わらせ実技のために途中退出。

ちなみにFP3級は途中退出が可能です。試験時間は2時間くらいありますが、私含めてほとんどの人は途中退出していましたし、問題も選択式で60問であるので、早い人であれば20分くらいで解き終わってしまうのではないかと思います。

私も問題の難化にフリーズしつつも、見直しも含めて45分ほどで解き終わり、退出しました。

一方の実技は学科の反動といわんばかりに易しくなっていましたので、これも10分くらいで解き終わり、途中退出しました。

採点結果

学科42/60

実技19/20

ということで無事合格していました。1週間、合計20時間くらいでもなんとかなるもんだなあと実感した試験でした。

というわけで今日は1週間でFP3級の勉強を詰め込んだというお話でした。特に大学生はなかなか資産運用や税金といったマネーリテラシーについて学習する機会が無いので、FPの勉強をするのは本当におすすめです。できればちゃんと勉強した方がいいとは思うのですが、同じような状況の人、参考になれば嬉しいです。

私が使っていたこの本は本当にわかりやすくて要点が簡潔にまとまっていて1週間での詰め込み向きの本なので、よろしければぜひ。

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