就活で銀行を受ける大学生へ–銀行の将来性について考えてみる–

 

 

みなさん、お久しぶりです!ご無沙汰してしまいました。新しくインターンを開始したことに加え、5月末〜6月にかけてオーストラリアに一人旅行をしていたもので、なかなかブログを書く時間が取れず…

 

もうちょっとマメに更新していきますね!オーストラリアの旅行記も近々書こうと思いますので、ぜひそちらも読んでくださると嬉しいです☺️

 

さて、6月に入り、いよいよ大学生・大学院生の就職活動での内定が「正式に」出始める頃かと思います。「正式に」というのはもちろん経団連に加盟していないベンチャー企業や外資系企業はその前から内定を出していますし、経団連に加盟していても「内々定」とか「特別選考」なんて形式で事実上の内定を出して学生を囲い込む企業があるからです、念のため…

 

スムーズな学生ならもう今の時期に内定をもらっているでしょう。就活強者ならおそらく複数社の内定を持っていてもおかしくないと思います。一方でこの記事をお読みの方の中には大学3年生で就活を始めたばかりで、業界研究をしている人も多いでしょう。そんな中で、果たして内定を承諾し、入社するべき企業が何なのかを少し考えてみたいと思います。

 

さて、今は変化が激しすぎてもはや安定なんてどこにもない時代と言われます。一方でその事実がなかなか腑に落ちないのも事実です。その代表例が銀行なのではないでしょうか?実際に私が就活をしているときに同級生に銀行の志望理由を聞いてみたところ、しばしば「銀行は安定しているから」という答えが返ってきたのを覚えています。

 

確かに銀行員はかつて、公務員と並ぶ安定した高給取りの代表格だったと言われます。単身赴任で地方の支店に出向き、法人営業で実績をあげることは銀行員としての出世街道の一歩でしたし、銀行の利益は右肩上がりでその給料も安定することこの上なし。

 

でも今の現在の銀行を取り巻く環境を見てみれば、決してそうではなくて、むしろ一番苦しい職業の1つになりつつあります。これは別に銀行への就職を否定しているのではなく、銀行を志望する理由が「安定性をもとめているから」なんだったら、それは違うからやめた方が良いよっていう話です。

 

というわけで、具体的に銀行を取り巻く環境を見てみましょう。現在の銀行の収益悪化の原因となる要素は大きく2つ、

  1. マイナス金利
  2. フィンテック企業の台頭

 

です。以下少し詳しく見てみましょう。

  

 

マイナス金利による収益悪化

長期不況の結果として伸び悩む経済に対し、日銀はマイナス金利を導入しています。これは一言で言えば「日銀にお金を預けてる民間銀行には金利をマイナスにするよ=お前らがむしろ金利を払え」と日銀が言い出した、ということです。これによって日銀に民間銀行はお金を預けたがらなくなりますから、結果として市場に出回るお金は増えますね。その結果お金が増えてデフレ解決、となるのを見越した政策でした。

でもそんなことをされたら銀行としてはかなり「ヤバイ」。当たり前ですが銀行からしてみれば金利による収入が見込めなくなります。頑張って預けないで自分たちで抱え込んでいるお金を色々な企業に貸して利益を出そうと思っても、企業もデフレで苦しいから、お金を借りて事業を拡大する余裕はありません。

 しかもこの日銀のマイナス金利政策は長期に渡って実施されていることもあり、銀行は長期の収入減に悩まされています。

 もちろん他にも要因はあり、一律に原因を特定することはできませんが、このマイナス金利は銀行にかなりのダメージを与えていると言われています。

 

フィンテック企業の台頭

またマイナス金利に加えて銀行を苦しめているのが、フィンテック企業の台頭による銀行業自体の縮小です。

フィンテック(fintech)とは「financial」と「 technology」を組み合わせた造語で、金融業界をITテクノロジーを使って効率化したり、新たなサービスを生み出そうとすることをさします。このフィンテックの近年の強烈な台頭によって、既存の金融機関は骨抜きにされてきているのです。

 例えば銀行の主要な業務の一つの融資を考えてみましょう。融資とはお金を貸すことですが、お金を貸す以上は絶対に返ってこないと貸そうとは思いません。その結果銀行にとっては、確実に返って来るかどうか分からない人たちに対してはお金を貸してきませんでした。

でもフィンテック企業は違います。例えば「ネットプロテクションズ(NP)」という企業は、融資に際してのハードルを限界まで下げ、通常銀行からの借り入れが拒否されるような人でも気軽に借りられるようなサービスを開始しました。これは一見怖いサービスに見えますし、大手の銀行のこれまでの施策とは真逆の打ち手です。しかし結果としてはそのような人々はほぼきちんと返済ができ、従来の銀行の融資が行き届かなかった人々をターゲットにした融資が可能になりました。

仮想通貨も広義のフィンテックに含まれるでしょう。仮想通貨、特にビットコインは「管理者不在の通貨」で、ネット上の通貨保有者同志がコンピューターを通して結びつく「ピア・ツー・ピア」方式を採用しています。管理者がいないので、お金の流れを銀行が追うことはできません。ゆえにこれまで銀行で行うことで多額の手数料が取られた海外送金やモノの売買を、仮想通貨で行うことでコストを下げる人が増えました。

 

このようなフィンテックの流れは加速することはあれど止まることはありません。ゆえに長期的な目で見たときに、銀行のあり方も変わっていくし、もう昔のように権威たりえないのです。

 

Fintechの世界で起きている流れは本当に面白いので、もし金融機関を受けている人で興味がある人はこの本を読んでみましょう。ちょちょいと内容をピックアップして話せば面接官のウケも抜群です。 私は大晦日に紅白みながらこれ読んでました。

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今回は銀行が本当に安定なのか?ということについて書きました。もちろん私の答えはノー(というより、今後の世の中のあらゆる職業に安定性はない)なのですが、やはり銀行にしかない魅力を感じる人がいるのも事実ですし、そのような考えを持って就職活動に取り組む学生は銀行にとってはとても魅力的だと思います。なので、あくまでも今回の記事の内容を参考にしつつ、就活で自分の選択にしっかりした理由をつけていくといいんじゃないかなと思います。

 

夜も遅くなりましたが、みなさま明日も楽しい休日をお過ごしくださいね!それでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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