以前資産運用の手法についていくつか紹介したので、今回はそもそもなぜ投資が大事なのかについて書きたいと思います。
大学生ってどうしてもただ漫然とバイトして、授業受けて、サークルに行っておしまい、ってなってしまうと思うのですが、この記事を通してちょっとでもマネーリテラシーについて考えてくれたら嬉しいです。
そもそも貯金ではなぜいけないのか?
金利の低さ
そもそも投資じゃなくて貯金でよくない?と思っている人も多いと思います。しかし、現在の銀行の金利は0.01%だったりして、10000円預けてやっと1円の利子です。
数十年前には銀行の金利は5%だったりしたので、そのころなら1万円銀行に預けていれば翌年には500円増えていたのですが、今ではその500分の1の金利しかありません。
と言うことは、親の世代のようにただ貯金をして銀行に預けているだけでは、若い人たちのお金は増えていかないんですよね。
インフレによって、お金の価値は減っていく
さらにまずいのが、もしインフレになった場合です。もし過度なインフレが起きた場合、お金の価値は減っていくので、特にコツコツ貯金しているだけだとその資産価値が目減りします。長期保有によるアドバンテージが減っていってしまうんですね。
一方これがもし投資なら、そうはなりません。投資は市場の動向に合わせて自分の保有する投資商品の価値が上下するので、もしインフレになった場合にはそのインフレの市場に合わせて投資商品の価値も上昇します。
例えば10000円の貯金をしていた場合と同額の投資をしていた場合では、一年後に貨幣価値が二倍になった場合、貯金していたら10000円の価値は半分になりますが、投資をしていた場合はその10000円が単純計算で2倍の20000円になっているイメージです。ざっくりしたイメージで、かなり粗いモデルでの検討ですが。
税金対策になる
あとこれはかなり美味しい話なのですが、将来的に投資は税金対策にもなります。これは同じ金額の資産であっても、給料で手に入れた場合と投資で手に入れた場合では税率が投資の方が低いので、手取りに圧倒的な差が出てきてしまうと言うことです。
具体的には、1億円の年収と1億円の株の配当があったものとして考えてみましょう。1億円の年収に対しては現在所得税が55%かかりますので、税金で5500万円も持っていかれてしまい、結果4500万円しか残りません。一方で同じ額にかかる投資の税率は20%なので、手元には8000万円も残ります。このように手取り額に大きな差が出てきてしまうので、将来社会人として働く時に、「同じ額を稼ぐなら忙しく働いて所得を得るよりも投資をする方が得になってくる」んですよね。
投資のリスク
ただもちろん、投資は市場の動きに保有資産が左右されるので、当然リスクが発生することもありえます。
例えば私はウェルスナビに10万円入金した翌日にダウ株価が大きく値下がりしたので、一時的に5000円の損失を出したことがあります。もっとも、短期的に見ればこのような損失は必ず発生しますが、長期保有を前提とする場合は積立によりリスクを回避することが可能ですので、大学生から投資を始めることができれば30年後には億単位の資産を持つことも十分に可能です。特に投資は複利で増えていくので、早く始めれば始めるほど得をするようにできているんですよね。
ただ何度も書いていますが、投資は損失が出るリスクもありますので、あくまでも余剰資金で行うのが良いと思います。生活に最低限必要なお金まで投資に回して損失を出してしまうと本当に悲惨なので、そのあたりの最低限のマネーリテラシーはわきまえましょう。
今回は投資の重要性について書きました。この記事を読んで投資をしてみようかなと思った方はこちらの記事をどうぞ。大学生でもできる資産運用で、なるべくわかりやすくリスクが少ないものについてまとめています。
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